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2012年5月 4日 (金)

クマの呪い 3

かねてから友達と「飲みに行きたいね~!」と話していて、約束したのがこの日4月30日の晩だった。

ミシュランでも「おすすめのお店」と掲載されたカジュアルイタリアンのお店。前々からこの友人が予約を入れてくれていて、私もとっても楽しみにしていたのだ。
夕方だったので、マスターに子供たちを預け、自転車で待ち合わせのレストランへ。

料理やお酒もとってもおいしくて、友達との話も楽しくて・・。

体の変調は、そんなときに突然訪れた。

「あ、ちょっとトイレに行ってくる。」と言い残し、私はトイレへ。
座ったとたん、猛烈な腹痛と悪寒に、汗がドーっと吹き出し、もう立ち上がることも人を呼ぶこともできなかった。
どうしよう・・・と、恐らく15分くらいは経過したころ、ちょっとだけドアを開けて、店員さんに助けを求めた。
「た・・助けて。。具合が悪い。」と絞り出すような声を出し、ようやく気付いてくれた。
テーブルで待っていた友達にも知らせてくれて、友人は私と自転車をタクシーに乗せた。腹痛で気が遠くなりそうな私は「ごめんね。。ごめんね。。」と友達に言い残し、家路についた。

それからは発熱と激しい腹痛で、夜間救急で点滴。翌朝も病院へ行き、もう一度点滴。
「これは症状から言っても明らかに食中毒ではなく、胃腸炎です。」とお医者さん。
点滴している間、ずっと何が原因か考えていた。

疲れがたまっていたのか、風邪か、空振りに終わった仮面ライダーショーか。


その時、木彫りのクマのことを思い出した。

そうか。クマ。クマを大事にしなかったってことか。
そう思った瞬間、痛みがスーっと引いた。
クマが「そうだよ。気づいてくれたんだね。よかった。。」と星になった瞬間である。

痛み止めの点滴が効いたんじゃないの?と、突っ込んでくれるとありがたいです。

ようやくお腹も良くなってきて、働かなかった罰として節約のGWを過ごしています。

今日はダイエーで「仮面ライダーグッズが当たるビンゴ大会」がある。
日時、ちゃんと確認して行ってきます(笑)!

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クマの呪い 2

そうそれは次の日、4月30日の出来ごと。

お休みだったのに、朝から娘も旦那もそれぞれ用事があったので、私と3歳の息子で「どこかに遊びに行こう!」っていう話になった。

天気も良かったので、札幌ドームのGWイベントの一つ「仮面ライダーショー」に行こうか(ネットで調べたら、日程がちょうどこの日になっていた)!と、二人でゆっくり歩きながら、地下鉄に乗った。
福住のイトーヨーカドーでお弁当やお菓子を買いこんで、いざ札幌ドームへ。
がしかし、私が甘かった。天気がいいとはいえ、暑い上に強風が吹き、3歳の息子は「もう歩けない。抱っこ。」というセリフを繰り返し吐き続け、やむを得ず抱っこ。
札幌ドームに到着したころには、疲れきってボロボロ。私は、ビニールの手提げをと子供を抱えた“貞子”のようになっていた。

インフォーメーションに行き「あの・・仮面ライダーショーはどこで開催されるのですか?」と聞く。
受付のお姉さんは「仮面ライダー・・??少々お待ちください。」と、奥の事務所に消えた。
戻ってきたお姉さんは、堅い表情ででもどこか笑いをこらえながら「5月3日の仮面ライダーショーは、2階の屋外になっております。」と言った。

「(・・・きょ・・今日じゃないんだ。。。5月3日だったんだ・・。)あ、そうですよね。そうそう5月3日の。2階なんですかー。ありがとうございます。」

そう、日にちを完全に間違えていたのだ。
でも「ショーの場所を教えてくれてありがとう!私は5月3日だっていうことくらい、わかっていたよ。場所が知りたかったの。場所が。」という顔で、その場を切り抜けたつもりでいたが、お姉さんはどう思っていたのだろう。
いや、お姉さんは笑いをこらえていた。完全に。

そう言われれば、超人気ショーである仮面ライダーショーの日なのに、人があんまり居ないな・・と思っていた。
念のためドームに入ってみるけど、中では芝を敷いている作業の最中で、どう見ても今日試合やイベントが行われる雰囲気では無かった。

そんな苦労をしてやってきて、とりあえず弁当だけ食べて「あれ?ショーは?」と息子に突っ込まれながら、とぼとぼと強風の中、同じ道のりを帰ったのである。

家についてから、もう一度ネットを開き、ショーの日程を確認したサイトを観る。
4月30日「仮面ライダーショー:千歳アウトレットモール レラ」・・・。

どうして私は、レラを札幌ドームと見間違えたのだろう。



つづく

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2012年5月 2日 (水)

クマの呪い1

数年前、フリーマーケットを出店した際、クマの木彫り(鮭くわえたやつ)が飛ぶように売れた。当時は「そんなものが売れるのか!?」とすごく感動したものだ。

その話をある時うちのお客さんに話したら「これ売っていいよ~。いらないから。」と、不要になったクマの木彫りを2体も寄贈してくれた。

先月4月29日、中島公園のフリーマーケットに出店。
我が家にある、小さくなった子供服や、家庭用品を出品。
メインであるクマも連れていき、前面に押し出して売れるのを待った。
小さい方が500円、大きい方が600円。すぐに売れると高をくくっていた。

しかし「クマの木彫り」×2は、開始から2時間、全く売れない・・。

フリマが中盤にさしかかり、雨がしとしとと降ってきた。外国の方にも、クマの木彫りは見向きもされなかった。
「あー、クマの木彫り売れないかも。。困ったな。」と思って半ばあきらめていたその時
「あら!これいいじゃない!」と、クマを持ち上げるおばさん。
隣にいるご主人とも何やら相談して、二人で頷いている。
しかも「二つでいくらになる?」と値切ってきたではないか!
それはまさに奇跡。“これを逃したら、二度と売れないであろう”と私の直感が叫んでいた。

「タダでもいいから持って行ってほしい。」と言いたい気持ちを押し殺し、「二つで300円でいいです!」と言ってみた。

「あら安い。じゃあ、いただくわ♪」とクマの木彫りを二体を、袋にパンパンに詰め込んで持って帰ってくれた。

「いやー、良かった。あれ売れ残ったら、どうしようかと思ったよぉー。」と内心かなりホッとした。

だけど思えば、職人が丹精込めて彫ったであろう、クマの木彫り。
本気で買えばかなり高いであろうそれを、2つ300円で売った。

どこのご家庭にも必ず一体はある・・というほどの、大人気商品というクマのプライドを一気にズタズタにしたことは言うまでもない。

そのバチが次の日に当たることを、私はまだ知らずにいたのだ。

つづく

Kumanokibori

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